平坦でとりとめのない日常風景のなかで、視線をさ迷わせてしまっていては退屈極まりない。焦るのではなく、自然とそんな心持ちにさせてくれるアーティストたちのしなやかな思考にふれる一冊になりました。


今号のテーマは「何を持って、次はどこへ」。巻頭特集は話題の映画「ピンポン」の創作現場に集結した人々、ARATA、中村獅童、曽利文彦に原作や映画への思いをインタビュー。関係者それぞれの、原作へまたはキャラクターへの愛のようなものが感じられます。


また、漫画界内外から注目を集める、松本大洋の直筆コメントも写真家佐内正史とのコラボレーションで掲載。『ピンポン』の登場人物同様、強度を感じます。
そして、映画「ピンポン」にも楽曲を提供しているスーパーカーに、4thアルバム『HIGHVISION』についての思いを聞きました。


他にも、明和電機、前園直樹、ともさかりえ、七尾旅人など、異彩を放つ人々の珠玉のインタビューが満載。
もちろんユースケ・サンタマリア、ジョビ・ジョバ・木下明水の連載もますます好調の一冊です。